インビザラインのメリット
注目の矯正装置であるインビザラインには、どのようなメリットがあるのでしょうか。デメリットと合わせて、ぜひチェックしておいてください。
インビザラインのメリット
装置が透明なので目立ちにくい!
インビザラインは透明の素材でできているため、歯に装着してもほとんど目立ちません。患者自身で取り外しができ、TPOに合わせて外すことも可能。矯正装置が目立つのは困る…といった理由で、治療を躊躇していた方に最適です。
矯正にありがちな痛み・違和感が少ない
患者1人1人に合わせたオーダーメイドで作られるためフィット感が高く、矯正装置にありがちな違和感が少なめ。1枚のマウスピースにつき0.2~0.3mmと少しずつ歯を動かしていくため、痛みもほとんど感じません。
普段どおりに食事ができる
従来の矯正装置では、粘り気の多いものや硬い食べ物を避ける必要がありましたが、インビザラインは取り外しが可能なので食事の内容に制限はなし。普段と同じように食事ができ、ストレスを感じません。
口腔内の衛生状態を保ちやすい
これまでの矯正装置は、装置の周りに汚れが溜まりやすいのがネック。しかし、インビザラインは装置を外した状態で歯みがきやフロスを通すことができるため、口腔内の衛生状態を保ちやすくなります。
金属アレルギーの方も安心
インビザラインでは金属製の素材を使わないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。アレルギーで矯正治療をあきらめた方にもピッタリです。
インビザラインのデメリット
1日の装着時間を守らないと治療期間が長くなる
インビザラインの治療期間中は、1日あたり20時間以上装置をつける必要があります。決められた装着時間を守れないと治療期間が長くなったり、結果に影響が出ることもあるので要注意です。
治療できる歯科医院が少ない
インビザラインが日本に入ってきたのは2000年代と新しく、対応している歯科医院はまだ少ないのが現状。しかも提供しているクリニックは東京・大阪といった大都市に多く、場所によっては通いにくいことも。
インビザラインが適応しないケースがある
骨格に問題があったり、重篤な歯周病を患っている場合などは、インビザライン治療が適応しないこともあります。この場合、適切な治療で問題を解決してから治療に入ることとなります。
歯列矯正のメリット
歯の健康について
歯並びに問題があると、審美的なことだけでなく口腔内のトラブルにもつながりやすくなります。歯が重なっていたり隙間があるとブラッシングが不十分になり、むし歯や歯周病のリスクが増加してしまうのです。しかし、矯正治療で歯列を改善すれば歯ブラシやフロスが通りやすくなり、口腔内の衛生状態がアップ。口臭の改善や、歯石の予防にもつながります。
発音について
歯並びの状態にもよりますが、人によっては発音障害に悩まされるケースもあります。とくに発音の問題が発生しやすいのは、歯の隙間が大きいタイプ。歯の隙間から空気が漏れてしまうことで、日本語では主にサ行・タ行、英語では、「th」と「s」の使い分けが困難になりがちです。これも、矯正治療によって歯と歯の隙間をなくすことで改善が可能。発音しにくかった音を正しく出せるようになり、滑舌もスムーズになります。
顎関節について
歯並びの問題から噛み合わせが不安定になると、ものを噛むときにアゴの筋肉や関節に負担がかかりやすくなります。そのまま放置すると「口を大きく開けない」「口を開けると痛みを感じる」といった症状を訴えるようになり、顎関節症と診断されることもあります。この症状は年齢の低い方より、関節や筋肉が硬くなりやすい成人に多く見られる傾向があるようです。症状が悪化する前に、歯列矯正も含めて改善を検討した方が良いでしょう。
顔のバランスについて
顔は、表情筋・咬筋・口輪筋・オトガイ筋など、さまざまな筋肉で構成されています。通常はどの筋肉もバランスよく使われていますが、噛み合わせに問題があると使用する筋肉が偏ってしまい、次第に顔のバランスが崩れてしまうのです。このトラブルを改善するには、噛み合わせを治療して正常な状態にすることが第一。噛み合わせが治れば筋肉をバランス良く使えるようになり、歪んでしまった顔のバランスも徐々に整っていくでしょう。
コンプレックス解消について
矯正治療で歯並びを改善するメリットとして大きいのは、外見のコンプレックスから解放されること。歯並びがガタついていると口元が気になってしまい、思いきり笑えない・人とうまく話せない・人と食事をするのが苦手…といった問題が出てきます。しかし、矯正で歯列を改善すればこういった悩みから解放され、自分に自信を持てるようになってきます。個人差はありますが「積極的に行動できるようになった」「考え方がポジティブになった」など、性格やライフスタイルに好影響をもたらすこともあるようです。
歯列矯正とむし歯
矯正前のむし歯菌の検査について
口腔内の状況は人によって異なり、むし歯になりやすい人もいればなりにくい人もいます。さまざまな装置を取りつける矯正治療中は口腔内の衛生状態が乱れやすいため、むし歯になりやすい人はとくに注意が必要です。自分がどの程度むし歯になりやすいかは、むし歯菌の検査によって知ることが可能。検査結果に基づいたアドバイスや専門的なケアを受けることで、矯正治療中のむし歯リスクを低減することができます。ちなみに、検査は唾液を採取するだけなので簡単です。
歯みがきについて
従来の矯正装置は取り外しができないため、歯みがきが困難になるというデメリットがありました。しかし、インビザラインは装置を患者自身で取り外すことができるため、普通の状態と同じように歯みがきやフロスを通すことができます。毎日しっかりと歯みがきをし、マウスピースの手入れをしていれば、むし歯になるリスクは極めて低くなるのがインビザラインのメリット。マウスピース内にフッ素ジェルを塗って装着することで、予防効果をさらに高めることもできます。
万が一できてしまった場合
取り外しのできるインビザラインは、きちんとケアをしていればむし歯のリスクは極めて低い矯正方法です。しかし、それでもむし歯になってしまうことはあります。インビザラインは他の矯正方法に比べるとむし歯治療もしやすいのですが、最初にすべてのマウスピースを作製してしまうため、歯の形が大きく変わるとそれらを使用できなくなることがあります。これを防ぐには、むし歯が小さいうちに対処することが重要。定期メンテナンスを大切にしましょう。
歯列矯正が無理な例
重度の歯周病などで歯槽骨が吸収されている場合、歯列矯正ができないことがあります。矯正治療では歯槽骨に埋まっている根も一緒に動かしていくのですが、歯を移動させた部分に十分な歯槽骨がないと歯がグラついてしまうのです。また、歯槽骨と歯の根がくっついている骨性癒着(アンキローシス)が生じている場合も不可能。骨性癒着は歯の移植手術やケガを経験した人に起こりやすいため、心当たりがある方は事前に精密検査を受けるようにしましょう。
矯正歯科と一般歯科クリニックの違い
一般歯科とは、主にむし歯・歯周病治療などを行っているクリニック。矯正歯科とは、歯列矯正を専門的に行っているクリニックを指します。矯正歯科ではさまざまな症例を診察・治療しているため知識が豊富、一般歯科では対応しきれない難症例の矯正治療も受けられます。
もちろん矯正治療を受けるなら専門医がおすすめですが、矯正のみを行っているクリニックだと途中でむし歯になったりした場合、別の歯科医院に通う必要が出てきます。そういった手間を省くためにも、どちらも対応できるクリニックを選ぶと良いでしょう。
名古屋でおすすめ矯正歯科3選
見えない目立たない矯正歯科ガイド
名古屋の
目立たない・見えない矯正方法別おすすめクリニック
プルチーノ歯科矯正歯科
方法 | インビザライン |
---|---|
目立たなさ | ○ |
通院頻度 | 2回/6か月 |
治療費 | 65万円~ |
治療期間 | 6か月~ |
痛み | なし |
名古屋矯正歯科診療所
方法 | 裏側矯正 |
---|---|
目立たなさ | ○ |
通院頻度 | 9回/18か月 |
治療費 | 100万円~ |
治療期間 | 18か月~ |
痛み | 気になる |
エスカ歯科・矯正歯科
方法 | 審美ブラケット |
---|---|
目立たなさ | △ |
通院頻度 | 9回/18か月 |
治療費 | 50万円~ |
治療期間 | 18か月~ |
痛み | 気になる |