インビザラインの効果
世界で210万人以上が利用している矯正装置、インビザライン。治療効果を得られる時期や、どのような効果が得られるのかを詳しくまとめています。
インビザラインの効果を実感できる時期
インビザラインでの治療は、幅広い年代に対応しています。自分の歯が残っていれば何歳でも治療可能ですし、乳歯が残っている10歳前後の混合歯列期でもインビザライン・ティーンによって治療することができます。
治療をスタートしてから効果を実感できるまでには個人差がありますが、早い方なら2ヶ月ほどで変化を感じられるようです。
インビザラインで感じられる効果
症例によっては短期間で矯正できる
インビザライン治療による歯の移動量はコンピューターが計測するため、ムダなく最短で歯を動かすことができます。そのため、症例によっては従来の矯正装置よりも早く治療が終わることもあります。
むし歯や歯周病のリスクが減少する
インビザラインで歯並びを改善すると、ブラッシングやフロスなどでの手入れがしやすくなります。常に口腔内の衛生状態を良好に保つことができ、むし歯や歯周尿のリスクが減少。歯の寿命を延ばすことにもつながります。
全身症状の改善効果を得られる
矯正によって噛み合わせが良くなると、筋肉や関節の負担が減って肩こり・頭痛といったトラブルが少なくなったり、よく噛めるようになって消化機能がアップするなどの効果があります。口呼吸のクセがなくなり、免疫力アップにつながることも。
理想的な歯並びについて
出っ歯について
出っ歯とは、上の前歯が前方に突出している状態のこと。理想的な歯並びの条件として「上下の歯を軽く噛み合わせたとき、上の4本の前歯に下の歯が強く当たらない」ことが挙げられますが、出っ歯はこの条件を満たしていません。他の歯並びに大きな問題がなければ、出っ歯を矯正するだけで理想的な歯並びにすることも可能。出っ歯を治すと横顔がキレイになるほか、噛み合わせ全体が整うので健康面にも好影響となります。
八重歯
上顎が小さいなどで歯の生えるスペースがなく、歯列からはみ出してしまった歯を八重歯と言います。とくに八重歯になりやすいのは犬歯で、日本では個性の1つととらえることも多いですが、医学的に見ると理想的な歯並びとは言えません。理想的なのは、上下の犬歯がしっかりと噛み合っている状態です。歯列矯正であれば八重歯を抜歯せずに、キレイな歯並びへと整えることも可能。八重歯を改善すると顔のバランスが整い、顔立ちもスッキリすると言われています。
すきっ歯
理想的な歯並びとして挙げられる「上下の歯間に大きな隙間がない」という条件を満たしていないすきっ歯。とくに前歯6本は美しい笑顔を見せるときに重要なsocial6(ソーシャル6)と呼ばれており、外見の印象を大きく左右する要素です。すきっ歯の治療法にはいくつか種類がありますが、歯を動かすスペースが十分にあるため矯正治療が一般的。セラミック歯を使う方法もありますが、前歯が大きくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
受け口
下顎が前へ大きく出ており、上下の噛み合わせが反対になっている受け口。下の前歯に上の前歯が少しかぶさっている状態が理想的な状態ですから、正しい噛み合わせに改善する必要があります。骨格が原因で受け口となっている場合は外科手術が必要となりますが、状態によっては歯列矯正でも改善が可能。とくに子どもの時期は骨格の発育を活かして矯正治療ができるため、できるだけ早く治療を始めることが理想的な歯並びへの第一歩です。
噛み合わせ
理想的な噛み合わせとは、上下の歯が正中で噛み合っていて顎関節もズレていない状態。このバランスが崩れると見た目はもちろん、咀嚼や発音などにも影響を及ぼすことがあります。噛み合わせの改善に用いられる治療は、歯列矯正が一般的。治療によって正しい噛み合わせになると歯並びが美しくなり、口元や顔立ちのバランスも整います。噛む力が回復し、しっかり噛めるようになることで胃腸のコンディションが改善することも。
インビザラインの注意点
食事について
インビザラインをつけたままの食事はNG
インビザライン治療中の食事は、装置を外した状態で行います。装置は薄いプラスチックでできているため、装着したまま硬いものなどを食べると装置が破損する恐れがあるのです。また、マウスピースの内部に入り込んだ汚れが原因で雑菌が繁殖し、むし歯・ニオイの元となることもあります。
飲み物は種類に気をつけて
インビザラインの装着中でも、水は飲んでOKです。ただし、色素の濃いコーヒー・紅茶・ジュースといった飲み物には注意が必要。とくに装置をつけたままコーヒーを飲むと口臭の原因となることがあるため、飲むときはマウスピースを外し、その後はきちんと歯みがきをするようにしましょう。また、色がついていないからといってスポーツドリンクやニア・ウォーター(無色透明の清涼飲料水)を飲むのもNG。こちらはむし歯の原因となる糖分や酸が多く含まれているため、装置を外して飲むようにしましょう。
装着中に避けたい食べ物
インビザラインの装置は透明のため、カレーをはじめとする色素の濃い食べ物は避けた方が賢明。1度色が染みついてしまうと、洗っても取れなくなることがあります。また、ガム・餅・キャラメルといった粘着性の高い食べ物も避けるべき。装置の溝に食べカスが入り込んでしまい、すべてを取りきれなくなることがあります。口の中に残りやすいチョコレートやキャンディーなどもむし歯の原因となるため、装着中は食べない方が良いでしょう。
矯正で歯が動く仕組み
歯は歯槽骨というアゴの骨に埋まっていますが、歯に力を加えると押された方の骨が少しずつ溶け、反対側に新しい骨が作られていきます。
この破壊と再生のメカニズムを利用し、1ヶ月に約0.3mmという範囲で歯を動かしていくのが矯正治療です。この仕組みはワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも変わりません。
ただし、力を一定時間加え続けないと思った効果を得られないため、マウスピース矯正では1日あたり約20時間の装着が必要となります。
後戻りについて
なぜ後戻りするのか
矯正治療で歯並びがキレイになった後、しばらくして歯の位置がもとに戻ってしまうことがあります。これを「後戻り」と言います。矯正治療によって整えた歯並びは、人工的に力を加えて歯を移動させたもの。装置を外すと歯は元の位置へ戻ろうとするため、これを放置しておくと後戻りとなってしまうのです。また、歯で唇や爪を噛む・歯を舌で押すなどのクセがあると後戻りしやすくなるため、治療後はとくに注意が必要です。
保定装置(リテーナーについて)
せっかく整えた歯が後戻りしないよう、治療後しばらくは保定装置(リテーナー)をつけることになります。これはワイヤー矯正でもインビザラインでも同じです。インビザラインの保定装置にはアライン・テクノロジー社が提供しているビベラリテーナーがあり、マウスピース型なので取り外しも可能となっています。ちなみにリテーナーの装着期間は、矯正治療にかかった期間とほぼ同じ。治療に1年かかった場合は、保定にも1年かかると考えてください。
名古屋でおすすめ矯正歯科3選
見えない目立たない矯正歯科ガイド
名古屋の
目立たない・見えない矯正方法別おすすめクリニック
プルチーノ歯科矯正歯科
方法 | インビザライン |
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目立たなさ | ○ |
通院頻度 | 2回/6か月 |
治療費 | 65万円~ |
治療期間 | 6か月~ |
痛み | なし |
名古屋矯正歯科診療所
方法 | 裏側矯正 |
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目立たなさ | ○ |
通院頻度 | 9回/18か月 |
治療費 | 100万円~ |
治療期間 | 18か月~ |
痛み | 気になる |
エスカ歯科・矯正歯科
方法 | 審美ブラケット |
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目立たなさ | △ |
通院頻度 | 9回/18か月 |
治療費 | 50万円~ |
治療期間 | 18か月~ |
痛み | 気になる |